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フィルモグラフィ概観

 投稿者:BHDAA  投稿日:2020年10月26日(月)23時53分44秒
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  「デュエリスト」から始まるリドリー・スコットのフィルモグラフィを概観すると、

「セットの時代」
  ↓
「都市の時代」
  ↓
「自然の時代」
  ↓
「統合の時代」

という流れにまとまると思います。

●「セットの時代」は、70年代末からのリドスコのハリウッド・デビュー頃(「エイリアン」「ブレードランナー」「レジェンド」)で、大規模&緻密なセットで、細部まで作り込むスタイルです。
完璧主義を発揮できて世界を創造できる反面、予算が嵩んでハイリスクになります。

●「都市の時代」は、80年代(「ブレードランナー」「誰かに見られてる」「ブラックレイン」)です。
セットを離れてロケに移行し、建築・人間・光が密集する都市という異空間の、魅力・猥雑さにはまってます。

●「自然の時代」は、90年代(「テルマ&ルイーズ」~「G.I.ジェーン」)です。
リドリー・スコットが大自然の中に飛び込み、強烈なアウトドアっぷりを発揮する頃です。
何十回も同シーンの撮影やってたら日が暮れる環境なので、後に発揮されるリドスコの早撮りテクは、この頃に鍛えられたと思います。

●「統合の時代」は、00年代(「グラディエーター」~)以降です。
CGの本格導入により、リドスコのこれまでの経験(セット、都市、自然)が統合され、どんな世界でも描ける自由を手に入れました。
「何でもあり」の境地に至り、60歳超えで、全映画監督の中でもトップクラスの製作スピードになります。
 
 
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